こんにちは!
なかむぅです。
C#のコードを読んでいると毎回のように
となるので、定着させるためにまとめます。
is演算子は型に変換できるかどうかの演算子
is演算子は型を変換できるかどうかの演算子です。
ある型を別の型に変換できるかどうか調べたいときに使います。
is演算子の使い方
is演算子は左に調べたい変数、右側に変換したい型を書きましょう。
child is Parent
変換できる場合はtrue、変換できない場合はfalseのbool値が返還されます。
例えば、以下のような親クラスを継承した子クラスが2つ、子クラスのうち1つを継承した孫クラスが1つあるとしましょう。
class Parent {}
class Child1 : Parent {}
class Child2 : Parent {}
class GrandChild : Child1 {}
それぞれをis演算子で以下のチェックするとします。
- 子1は親に変換できるか
- 親は子1に変換できるか
- 子1は子2に変換できるか
- 孫は親に変換できるか
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
var parent = new Parent();
var child1 = new Child1();
var child2 = new Child2();
var grandChild = new GrandChild();
Console.WriteLine(child1 is Parent);
Console.WriteLine(parent is Child1);
Console.WriteLine(child1 is Child2);
Console.WriteLine(grandChild is Parent);
}
}
結果は以下のようになりました。
Child1 is Parent : True
Parent is Child1 : False
Child1 is Child2 : False
GrandChild is Parent : True
と思ったので試してみましたが、is演算子は引数で渡ってきた時にもしっかりとチェックしてくれます。
class Program
{
class Parent {}
class Child1 : Parent {}
class Child2 : Parent {}
class GrandChild : Child1 {}
static void Main(string[] args)
{
var child1 = new Child1();
var child2 = new Child2();
var grandChild = new GrandChild();
CheckType(child1);
CheckType(child2);
CheckType(grandChild);
}
private static void CheckType(Parent type)
{
if (type is Child1)
{
Console.WriteLine($"Type is Child1");
}
if (type is Child2)
{
Console.WriteLine($"Type is Child2");
}
if (type is GrandChild)
{
Console.WriteLine($"Type is GrandChild");
}
}
}
Type is Child1
Type is Child2
Type is Child1
Type is GrandChild
C#7.0からはis演算子を使って同時にキャスト可能
C# 7.0以前は、is演算子でキャスト可能かを判定してからキャストを行っていました。
if (child is Parent)
{
// is演算子でtrueならキャストする
var parent = (Parent)child;
parent.Age = "33";
}
else
{
//キャストできなかったときの処理
}
しかし、C#7.0からはis演算子を使って同時にキャストできるようになっています。
キャスト可能か調べたい型に変数を付け加えると、その変数の中にキャストされたオブジェクトを同時に入れてくれるので、記述も減るしスッキリもするし便利。
if (child is Parent parent)
{
// 型と変数を一緒に入れるとif文の中でついでにキャストされる
parent.Age = "33";
}
else
{
//キャストできなかったときの処理
}
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まとめ
is
は型が変換できるかチェックできる演算子でした。
さらに、C#7.0からは同時にキャストできるようになっているので記述がスッキリしますね。
以上、 is演算子についてでした!
と思った方はコメントいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!